「福田次官」セクハラ発言録 女性記者をキャバ嬢にすり替えた改ざんを暴く

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好きだから情報を…

福田 お胸触っていい?

記者 ダメ!

福田 頼むよ。何カップ? すっごい好きになっちゃったんだけど……嫌い? じゃ、“ちょっと”好きになっちゃったんだけど、ダメ? ちょっと。ちょっと。

(中略)

福田 うん。俺、新聞記者だったらいい記者だったと思うよ。

記者 うんうん、そうじゃないですか、絶対。

福田 キスする?

記者 え、キスする記者に、いい情報あげようなんて、あんま思わない。

福田 いや思うよ~。

記者 えぇー!? 本当ですか!?

福田 いやいや、好きだからキスしたいんだよ。いやいや、キスは……。好きだからキスしたい。好きだから情報を……。

 ***

 好意を寄せる女性記者に対しては、機微に触れる情報を提供する。強烈なセクハラ宣言に他ならない。

 では、精神科医の和田秀樹氏に診断を仰ごう。

「福田次官は、セクハラを働くためにお酒を飲んでいるというフシもあり、だとすると自己愛性人格障害に当てはまるかもしれません。この症例の特徴は3つあります。すなわち、自分より偉い人間はいないという誇大性、他人に褒めて欲しいという称賛性、他人が嫌がっている気持ちがわからないという共感能力の欠如です。こうした特徴を備えた人物はセクハラやパワハラをしやすいと言われています。アメリカの映画プロデューサー、ワインスタインなんかは、その典型でしょう」

 ところで、冒頭の聖書はこう続いている。

〈舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる〉

週刊新潮 2018年4月26日号掲載

特集「嘘つきは財務官僚の始まり セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」より

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