札束で「オバマ」招聘 教祖「深見東州」の金脈人脈

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 オバマ前米国大統領が退任後、初めて来日し、安倍総理と会食した。もっとも、そもそもこの訪日の目的は「世界開発協力機構」(WSD)なるNPO法人が主催する「世界オピニオン・リーダーズ・サミット」に出席すること。実は、この招聘元のトップを務めるのは、宗教法人「ワールドメイト」の深見東州教祖(67)なのだ。その金脈人脈とは――。

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 3月25日、同サミットは、東京・高田馬場のイベントホールで開催された。

 ある参加者によれば、

「入場料は8000円で、会場の約3000席はぎっしりと埋まっていました。午前11時50分の開演早々、深見教祖が登壇すると、“WSD総裁の半田晴久(※本名)です。ホンダと名前が似ているのですが、半田の方がずっと品質がいいと思います”と意味不明なギャグも交えて挨拶していました」

 その後、オバマ前大統領とブレンダン・スキャンネル元駐日アイルランド大使が姿を現し、対談が始まった。

「オバマ前大統領がスキャンネル元大使の質問に答える格好で進められていきました。大統領時代の核軍縮や二酸化炭素削減への取り組み、退任後の生活ぶりなどについて語っていた。対談は1時間ほどで終わり、オバマ前大統領はその後に予定されていた安倍総理とのランチに向かいました」(同)

 この「世界オピニオン・リーダーズ・サミット」は今年が4回目。これまでに、トニー・ブレア元英国首相やビル・クリントン元米国大統領など、錚々たる人物をゲストに招いている。

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