韓国版「MeToo」運動は、“慰安婦・反日啓蒙”がブーメランとなって大炎上中!

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現政権への期待???

 こうした動きを受けて文在寅(ムン・ジェイン[65])大統領は「MeToo運動が活性化したのは、朴槿恵(パク・クネ[66])大統領の退陣・弾劾を訴えて罷免に追い込んだ市民らによる“ろうそく革命”によって誕生した現政権に、男女平等や女性の人権意識を解決する意思があると国民が信じているから」と、なんだかワケのわからない分析を発表している。

 が、3月5日、その文大統領を輩出した与党「共に民主党」に所属する忠清南道知事の安熙正(アン・ヒジョン[52])から性的暴行を受けたという政務秘書が登場し、知事は辞任する羽目に。“ろうそく革命”政権に期待どころではなくなっている。

 また9日、“ろうそく革命”の折にその先頭に立ち、朴槿恵政権打倒を叫んでいた前出の俳優・趙珉基氏は、外出中だった妻に「風にあたってくる」というメッセージを送った後、連絡が取れなくなり、自宅マンションの地下倉庫で首を吊った状態で発見された。亡くなった場所から遺書も見つかり、自殺と断定。警察に出頭する3日前のことだった――。

「こうした極端な動きは韓国の国民性そのもの。韓国には法の上に“国民情緒法”があるなどとも言われますが、世論が大きくなれば法律など無視し、真実も真実ではなくなってしまうのです。あれほど熱烈に歓迎されたはずの朴槿恵大統領が、一気に支持率を落とし、国民の7割が弾劾に賛成という国民情緒を受けると、裁判官ですら逆らえなくなってしまうわけです。MeTooでいえば、最初に権力のある検事、さらに高名な詩人が告発されたことで、火が付いたのです。韓国では一度、火が付けば、爆発的に一気に燃え広がるのです」

 とは、韓国生まれの知日派評論家・呉善花(オ・ソンファ[61])氏である。この国民情緒に従来の反日運動が結びついた結果、国内でMeTooが広まることになったと言うのだ。

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