武術家が指南する長生き健康法――心と体が若返る「股関節ストレッチ」

ライフ週刊新潮 2018年3月15日号掲載

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武術家3人が指南! 万病を遠ざける「長生き健康法」(1)

 健康長寿につながるという数々の方法が喧伝されているが、意外な盲点が武術ではないか。実は武術は生き残るための術で、相手より長生きしたら勝ちなのだとか。まさに長寿のための術。3人の著名な武術家が、中高年にも簡単に取り組める極意を手ほどきする。

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 中高年と武術。実は、これが相性がよいのだという。素人目には格闘技との違いがわかりにくいが、昨年10月、東京は西日暮里にオープンした「BUDO-STATION」を主宰する山田英司氏は、こう語る。

「格闘技は主にラウンド制の試合なので、中高年が不利なスタミナ勝負ですが、武術は相手を数秒で倒す護身術。合理的な身体操作が問われます。審判がいて勝敗が決まる格闘技は、一時的に無理な筋力増強にも走りがちですが、武術は生き抜くことが目的なので、不健康な筋力増強に意味はない。武術を突き詰めると、健康の達人になります」

 くだんの「BUDO-STATION」も、著名な武術家を集め、中高年が武術を実践的に学び、健康長寿を実現できるようにしたものだという。

「私たちがやたらに元気なのは、好きな武術のおかげで、健康習慣が身についているからです。これが重要で、たとえば痩せるための運動は、痩せるという目標を達成した途端にやめてしまい、長続きしません。習慣化するためには、つらくないことが大切。私たちはだれにでもでき、年をとっても使える護身術を身につけ、結果的に健康になっているのです」

 その極意を、3人の武術家に伝授してもらう。第1回の今回は、「BUDO-STATION」顧問で倉本塾の塾長・倉本成春氏だ。

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