産経新聞、橋下徹、長谷川豊……朝日「森友文書スクープ」に手の平返しの人々

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「おわび」はしたが謝らない人も

 産経新聞にも登場した和田政宗参院議員は、自身のブログに「私の分析についてのおわび」(3月12日13時ごろ)と題した文章を掲載した。冒頭は、こんな具合だ。

《まず、財務省の文書関連の一連の私の記事について、分析が甘かったことを皆様にお詫び申し上げます》

 これほど正々堂々としているのなら、次は朝日新聞に頭を下げるのか、と思いきや、今回の真相発覚は、《自民党や官邸からさらなる調査を強く要請、検察に関連文書を開示させ》た結果なのだと結論。《財務省による証拠隠しを、政治の力で防いだことになります》と、あべこべに胸を張った。

 いくら朝日新聞が嫌いでも、朝日の報道で真相が明らかになった事実は動かないと思うのだが、和田議員からすると、どうもそうではないようだ。記事の末尾では、検察が朝日にリークした可能性に触れ、《この場合、捜査情報の漏洩になりはしないでしょうか?》と結んでいる。とてもではないが「おわび」という印象からは遠い。

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