長浜市長が愛人を「公的支援」 子持ち人妻と逢瀬、寝取られた夫の憤り

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「新潮さん無礼だろうッ」

 これらの声を、当事者である「人妻」と「市長」はどう聞くか。

 まず件の人妻はといえば、

「そのことは、私自身も困っているんです……」

 なんて言い訳の後しばし沈黙を続けた末に、

「私は一般人ですから。お話しすることはありません」

 とニベもない。対して、投票締切直後、当確が出て万歳三唱をした藤井市長に話を聞こうとすると、

「その女性のことは知らない。私には関係ない、関係ない。関係ないんだッ。新潮さん無礼だろうッ」

 そう声を荒らげた挙句、支援者に守られて一目散に選挙事務所を後にしたが、その声は上ずって眼は明らかに泳ぎ、動揺の色は隠せなかったのである。

 で、当選から一夜あけて自宅から出てきた市長に改めて問うと、

「指摘されたことは事実ではない。記事にするなら法的手段も検討しますよ」

 と恫喝とも取れる物言いで、説明責任を果たすつもりは更々ないようだ。かの太閤秀吉は妻・おねの内助の功を受け、長浜の地を足掛かりにして天下人へとのし上がった。英雄色を好むとはいえ、政(まつりごと)より火遊びに夢中のご様子な長浜のお殿様――。これではとても「今太閤」と呼ばれることはなさそうだ。

週刊新潮 2018年3月8日号掲載

特集「公約は『子育て支援』 人妻を自宅に泊める『長浜市長』の公的『愛人支援』」より

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