「笑点」出演者にリアルバトル勃発の危機!「好楽」弟子の襲名にケチつけた“あの人”

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襲名間近に横やり

 好楽は、彦六の遺族、そして彦六門下で「笑点」でも共演する“木久ちゃん”こと林家木久扇(80)の了解も得ての決定だった。

 だが、襲名披露まで2カ月を切った今になって、横やりが入ったのだ。噺家仲間はいう。

「(9代目・林家)正蔵師匠(55)の海老名家からダメ出しが入った。ええ、根岸の女将さん、海老名香葉子さん(84)ですよ。なんでも襲名披露の案内状が根岸に届いてこうなっちゃったらしいんですけど、そこまでやるか、と。確かに好楽さんも、事前に一言くらい言っても良かったとは思いますけどね。だから根岸の女将さんも、林家を名乗る以上、ちょっとクギでも刺しておくつもりなのかと思いましたが……。好楽さんが根岸の海老名家に出向いてお願いしても、どうしても首を縦に振らなかったそうです。正直言って“九蔵”なんて大名跡でもないわけですから、『一体どうしちゃったの、ひでえ話だ』と、噺家連中はみんな言ってますよ。おかげで、寄席でネタにさせてもらってますけどね。『(林家)たい平がチクッた』とかね、笑いに転化するのが我々ですから。結局、“九蔵”を継ぐのは諦めて、“好の助”のまま真打ちになるそうですが、すでに“九蔵”の名で注文した、手ぬぐい、扇子、のぼりなども作り直さないといけない。数百万円はかかるかもしれませんね。さすがに好楽さんも、相当へこんでるみたいです」

 これに対し、ブログで海老名家を非難したのは、次女の泰葉(57)だ。

《襲名を/中止させたのなら/好楽師匠ご一門/お弟子さんが準備した/手ぬぐい/お扇子/のぼり/一切の費用を払うべきです!!/それが/林家宗家としての/器です(以下略)》(「泰葉オフィシャルブログ」3月4日「ねぎしは支払うべき!!」より)

 また、海老名家長男で落語協会副会長の元“こぶ平”の9代目・正蔵が、「三遊亭に行かれたんだし、その一門で林家はおかしいでしょうというお話はしました。(落語)協会を出て行った方ですし、落語界で悪しき前例を作るのは良くないとは申し伝えました……」(スポーツ報知3月3日付)と答えたことに対し、またも泰葉が吠える。

《海老名香葉子さんに/通達させ/マスコミ対応は/自分がやる/以っての外です!!/宗家として/好楽師匠と/膝を突き合わせ/とことん話し合い/人間として/ぶつかるべきこと!!/しかも/大先輩です!!/面倒からは逃げ/母親にすがり/間違えた正論を/メディアに吐く!!/小学生でも/しませんね(๑>◡<๑)》(同ブログ3月5日「良いとこ取り、正蔵」より)

 前出の吉川氏も泰葉の意見に同意しつつも、

「ここしばらく聞かなかった正論だね、全く同意見ですよ。ただ“宗家”といってもね、“林家”の亭号は海老名家の持ちもんじゃない。旦那の(初代)三平さん(1925〜1980)が亡くなって40年近く経つというのに、いつまで林家の総帥のつもりでいるんでしょうか。息子の正蔵襲名に、浅草でお練りをするとか、記者会見とか、自分の家のことなら、これまで通りいくらでもマスコミを使ってハデに宣伝しても構いませんよ。そうやって自分たちを大きく見せてきたのが、あの家ですから。しかし九蔵の名は、同じ林家でも彦六門下の名であって、三平門下とは系統が異なります。そこに噺家でもないのに、ましてや祝い事に口を挟むのは、まったくの筋違い。女将さんとして最低の行為ですよ。襲名に配られる口上だって、書いていただいた方にお詫びしに行かねばならないでしょう。また、海老名家長男の正蔵は、いまや落語協会の副会長ですから、むしろ母親を諫める立場でのはず。それでないと、次男の(2代目)三平(47)、一門のたい平(53)は、『笑点』で居たたまれない思いをするんじゃないの」

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