「小室圭さん」をお褒めにならなかった「紀子妃」謎の微笑

国内 社会

  • ブックマーク

Advertisement

同じような価値観を…

 更に、この関係者が続ける。

「眞子さまは今回の件を天皇陛下より先に美智子さまに相談されました。初めての孫として美智子さまは眞子さまを殊のほか愛されており、そのことを眞子さまも理解されている。それだけに美智子さまのご心痛は計り知れないものだったと言います」

 たとえば、2月1日のこと。この日、美智子皇后は、日本橋三越本店で障害者福祉施設の工芸展をご覧になっている。買い物を兼ねる形でほぼ毎回、足を運ばれているのだが、

「観衆が手を振ってもお返しになることはなく、終始俯かれていました。国民から声をかけられれば必ず対応されるのが美智子さまだったので、驚きました」(先の記者)

 言い知れぬ“異変”を推察させながら、結婚延期が報じられるのは、その5日後のことである。

「皇室典範及び皇室経済法の規定で定められているとおり、皇族が皇籍を離れる際には、その品位を保つために一時金(約1億5000万円)が支払われます。そのことからもわかるように、たとえ皇籍を離れるとしても、皇族にあった方々は国民から敬意を持って接せられる立場にあります」

 と説明するのは麗澤大の八木秀次教授。

「その点では、女系の皇族方はご結婚されれば一般国民と身分は同じになりますが“立場”は違うわけです。そうしたことを考えても、やはり女系の皇族方はある程度、経済的基盤を有するお相手とご結婚なされるのが望ましい。加えて、その後の生活は長く続くわけですから、同じような価値観を共有されるお相手と結ばれるのが望ましいと思います。それが、ある程度、長く人生を生きた方々からの助言ということになるのではないでしょうか」

 苔のむすまで、という言葉もある。

週刊新潮 2018年2月22日号掲載

特集「ご結婚延期でも誰も言わない 『眞子さま』サヨナラの胸の内」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。