五輪・スイス選手の両親「平昌までチャリで来た」 1年かけて「16000キロ」を走る

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 18日、平昌オリンピック・フリースタイルスキー男子エアリアル決勝に出場したスイスのミーシャ・ガッサー選手の両親が話題となっている。ミーシャ・ガッサー選手の両親は、平昌オリンピックに出場する息子を見るために、昨年2月スイスにある自宅を自転車で出発し、約16000キロの道のりを1年かけて横断したのだという。

 スイスを出発した彼らは、イタリア、クロアチア、トルコ、アルメニア、イラン、ウズベキスタン、キルギスタン、カザフスタン、タイ、ラオス、カンボジア…など、20カ国を旅した後、平昌に到達した。様々な景色の中を自転車で走る彼らの姿は、父フビラーさんのInstagramに納められている。
 
 このことを報じたロイター通信によれば、彼らの最も困難な課題は、タジキスタン、アフガニスタンなど、いくつかの中央アジアをまたがる、標高5000メートル前後のパミール高原を移動することだったという。
 
 この行動にSNSでは「どの選手よりすごい人物だった」「愛情に限界はないな。脱帽!」などと感嘆の声が届いている。

 無事平昌に到達後、父フビラー氏はロイターテレビのインタビューに対し、「私たちを心待ちにしている息子がいた。心が震えた。言葉もない」と、旅の感動を伝えた。また、当のミーシャ選手は、「私のお父さんはクレイジーだ」と笑った。

デイリー新潮編集部

2018年2月19日掲載

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