中居クンの“カラ元気”に感じるもの寂しさ「平昌五輪」メインキャスター採点表

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 地味だ地味だと言われつつも、フィギュアスケート男子シングルでは、羽生結弦(23)が日本勢初の金メダル、しかも同種目では66年ぶりの五輪連覇、さらに宇野昌磨(20)も銀メダルと、最高潮の盛り上がりを見せている平昌(ピョンチャン)オリンピック。それらを中継する各TV局のMCを、コラムニストの林操氏に採点してもらった。

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 今回の冬季五輪も、どの局も売りにしたいのはフィギュアスケートなんですね。日テレなら荒川静香(36)、フジは高橋大輔(31)、テレ朝は織田信成(30)といった具合に、多くの局が元フィギュア選手をキャスターに起用しています。だからといって、彼らがフィギュア以外の解説までできるかといえば別の話で、そこを仕切るのが選手出身ではないメインキャスターの役割であるわけですが……。

――まずは、2004年のアテネオリンピック以来、夏季・冬季を通じて8大会連続でTBSのメインキャスターを務める中居正広(45)。

 中居クンを見ると、どうしても“SMAP解散騒動”が浮かんでしまうんですね。仕事ぶりは変わっていないハズなんですよ。相変わらず、“明るく軽く”という司会っぷりではあるのですが、平昌の寒気が伝わるような……空回り。あのざっくばらんさに価値があったのは、彼が“国民的アイドルグループのリーダー”という看板を背負っていたからこそで、その看板がなくなってから初めての五輪中継でも、“これまで同様に”では違和感がキツい。

 スノーボード男子ハーフパイプの中継では、アシスタントを務めていた宇内梨沙アナ(26)が若いだけに、四十半ばのオッサンがカラ元気を出しているようなモノ寂しさを、なおさら感じてしまう。

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