元夫・唐十郎を訴えていた李麗仙 お宝“500万円ポスター”が警察に押収された日

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「なんでも鑑定団」で500万円

 ポスターが押収されたクリスマスを、呆れた様子で振り返るのは李さん本人だ。

「12月の半ばに富士吉田署から連絡があって、25日に家に来て捜査をしたいって言うんですよ。そうしたら当日、午後に5人くらいの警察官が来てね。1時間くらい家の中をウロウロした挙句、状況劇場のポスターを2枚、押収されたんです。劇団『唐組』の代表と唐の奥さんに、不法侵入と盗難で被害届を出されていましたからね。稽古場だってポスターだって、状況劇場のみんなでお金を出して作ったものなのに」

 この時、「状況劇場」時代の看板俳優だった大久保鷹(74)も李さんの自宅に駆け付けたが、中には入れてもらえず、やはり“俺たちが作ったものなのに……”と眺めるしかなかったとか。

 押収されたポスター2枚は、それぞれ「腰巻お仙」と「ジョン・シルバー」を上演したときのもの。実は李さん、3年前にテレビ東京の「なんでも鑑定団」にこれらを出品していて、

「2枚とも横尾忠則さんがデザインしたもので、評価額は『腰巻お仙』が300万円、『ジョン・シルバー』が200万円の、あわせて500万円でしたよ。やっぱり横尾さんはすごいと思いました」(同)

 関係者が言葉を継ぐ。

「当時、李さんが番組で提示した“本人評価額”は50万円だったんですけどね……。それはさておき、ポスターは他にもあったのに、なぜ押収されたのはこの2枚なのか。大方、警察も価値が分からないから、とりあえず『なんでも鑑定団』で評価されたモノにした、というところでしょう」

 最後に被害届を出した唐氏の妻に話を聞くと、ポスターが手元に戻ってきたという連絡はまだない、という。

「もうお蔵入りになった件だと思っていたので、どうして今になって動きがあったのかわかりません。こちらとしては警察にお任せしていますので……」

 たしかに、なぜ今になって警察は動いたのか――李氏お得意のアングラ芝居、警察を巻き込んでロングラン上演中?

週刊新潮WEB取材班

2018年2月11日掲載

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