TBS「公開大捜査」記憶喪失男性は誰なのか? 激似の「失踪男児」父親が激白

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松岡さんは「隔世の感を覚えます」

 結局、3日中に「保留」は解除となり、当初の予定通りDNA鑑定が行われた。夜になって徳島県警の捜査員が訪れ、松岡さん夫婦の口内からDNAを採取したという。

「私の受けた説明では、有力情報の捜査が当初よりも時間がかかることが判明したため、DNA鑑定の“保留”を解除し、当初の予定通り実施することになったということでした」(松岡さん)

 松岡さんは自身のFacebookでも、今回の顛末を報告した。「男性の身元判明を切に願います。/皆様の長きに渡る関心と応援、励ましに心から感謝します」と記し、「ネットの普及によりネットがテレビと同等の力を持っていることを実感しました」と感想を述べた。

「率直に言って、ネット上で情報が伝わるスピードの速さに驚いています。多くの方々が息子の無事な帰還を願い心配してくださっていることに感謝します。行方不明児捜索は情報発信と情報収集の繰り返しです。ネットの発展が間違いなく行方不明児発見の大きな力になると意を強くしました。昔のようにテレビしかない時代なら、こうはならなかったでしょう。そういう意味では、隔世の感を覚えます。そして、こうして思わぬ形で私たちの事案に再び光が当たったということも、やはり感謝しなければならないと思います。徳島県警だけでなく、皆さんが寄せられた情報は、各地の警察がしっかりと捜査をしておられます。静かに見守ってくださると、私も嬉しいです」(松岡さん)

 情報提供先としては、徳島県警と茨城県警が窓口を設置している。

●連絡先
 徳島県警察本部警備部公安課(088−622−3101/公安課担当係)
 徳島県美馬警察署(0883−52−0110)
 茨城県警察本部警備部外事課(029−301−0110/内線5831)

 和田竜人さんは、松岡伸矢さんなのか、K・Hさんなのか、それとも全くの別人なのか――DNA鑑定の結果が明らかになれば、何らかの前進にはなるはずだ。

週刊新潮WEB取材班

2018年2月5日掲載

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