“ポスト安倍”の呼び声高い「岸田文雄」政調会長は“超つまらない男”

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話せない男

 しかし、政治部記者たちの評価は高くはない。いや、正直言って低いのだ。

「岸田さんて、あの無表情のまんま、普段から何も話さない人なんですよ。講演会を見に行っても、外相時代の自慢話ばかりでね、『安倍さんは実はこういう人で』といった具体的なエピソードとか、裏話なんかも一切なし。はっきり言ってつまらないですよね。クソ真面目なのか、単にサービス精神がないのか、政治として自分の言葉で語る能力がないのか……。彼の講演を聞いて『金返せ』って呟いた一般の人を目撃したこともあります」(同・政治部記者)

「長く外相を務めて評価を上げましたけど、『実質的に外交をやっているのは安倍首相』と言われていました。記者とオフレコの懇談をやっても、発言の内容は会見と同じ。余計な発言をして安倍さんのご機嫌を損ねるのを恐れているようでしたね。それに比べ今の河野太郎外相のほうが、自分の言葉で発言もするし、存在感を見せつけています」(同・政治部記者)

「岸田さんはこれまで総裁選に『出る』『出ない』を明言していません。安倍さんに重用されてきたから、『総裁選に出る』なんて言いにくいのは分かりますよ。でも、あの人はタカ派の安倍さんとは一線を画す、ハト派の宏池会会長ですからね。ここらで存在感を見せておかないと、ポスト安倍どころじゃなくなりますよ」

 そこで、初詣の集合がかかったわけである。新聞記者たちの今年の仕事始めは1月5日で、4日はまだ休み。お屠蘇気分だった番記者たちも、集合がかかれば行くしかない。なにより「そうまでして集めるのなら、総裁選への出馬表明でも語るに違いない」と思ったという。

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