大仁田厚、佐賀・神埼市長選に? 年末に目撃談

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 九州の地方都市に、“電流”が駆け巡っている。

 元参議院議員で、昨年プロレスラーを引退した大仁田厚氏(60)の姿が、年末、佐賀県神埼市で目撃されたというのだ。

 地元関係者の話。

「12月29、30日の2晩、年末警戒中の消防団員が集まっている詰所に大仁田さんが現れ、“遅くまでご苦労様です”と挨拶して回っていたのです」

 もっとも、さすがに消防団員を前にファイヤーとは叫ばなかったそうだが、

「大仁田さんは、ここ神埼には縁もゆかりもない。地元の有力者ならまだしも、忙しい師走の時期に、わざわざなんでいらっしゃったのか、不思議でしょうがありませんでした」(同)

 地元紙記者が解説する。

「実は大仁田さんは、数年前、佐賀県1区選出の原口一博衆院議員と人を介して知り合い、以来、大の仲良し。先の衆院選では、神埼市も含む原口さんの選挙区内を足繁く回っては、応援演説を熱心に繰り返していましたね」

 一方プロレス記者によると、

「原口議員も昨年10月31日に行われた大仁田さんの引退試合に駆け付け、リングに上がり、熱い抱擁を交わしていました。選挙を経て友情がより深まったようです」

 つまり、年末の挨拶回りは、原口代議士の“名代”だったというわけだ。

「秘書じゃあるまいし、さすがにそれだけでは挨拶なんて行かないのでは」

 と訝るのは、政治部デスク。

「大仁田さんの真の狙いは、この4月に行われる神埼市長選挙への出馬です。原口さんの選挙で佐賀を回っているうちに、地方自治に興味を持ったそうです。元国会議員というキャリアもありますし、プロレス引退後の道として、首長に挑戦してみようと思ったのでは」

 大仁田氏の所属事務所に訊ねると、

「(出馬を)可能性として考えてはいますが、あくまでまだ検討段階です」

 投開票まで3カ月しかないのに、本人の尻にファイヤーは付いていないようだ。

週刊新潮 2018年1月18日号掲載

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