二階堂ふみ「ゴチになります!」突然降板の真相 初ヌード映画との関係

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 古くは葉月里緒奈、近年では沢尻エリカあたりも属する「お騒がせ女優」の枠に、この人も入ってしまうのか。日本テレビのバラエティ「ゴチになります!」(以下、ゴチ)を突然降板した二階堂ふみ(23)である。周囲を振り回した振る舞いの背景には、彼女の“女優スイッチ”がオンになった事情があった――。

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 出演陣が料理の値段を予想し、実際の金額との差で勝負を競う「ゴチ」は、日テレ系「ぐるぐるナインティナイン」の名物コーナー。過去には佐々木希(29)や杏(31)らもレギュラーメンバーとして参加したこの企画に、二階堂が加わったのは2016年1月のことだった。

「この時すでに『ヒミズ』や『私の男』などの映画で主演を張り、二階堂はそれなりに知られた女優ではありました。とはいえ、お茶の間でおなじみの存在とまではなっておらず、知名度を上げるために『ゴチ』に出演。そして、女優として大きな賞を狙うという戦略でした」(芸能記者)

 ところが17年11月23日の放送回で、彼女は突然の“卒業”を発表したのである。その際、彼女が番組で語った降板の理由は「役者としていろいろ勉強していきたい」「お芝居の方に集中させて頂ければ」……。ナインティナインら他の出演者からも困惑気味に受け止められていたわけだが、番組スタッフは、二階堂に激怒しているという。

 日テレの関係者がいう。

「一応、二階堂は2年は参加していて、過去には優香など、1年しか出演しなかったレギュラーはいます。しかし、それはちゃんと最下位で『クビ』となってのこと。二階堂のように自己都合で辞められてしまうと、“誰が番組を去ることになるのか”で視聴者をハラハラさせる企画のコンセプトが台無しになってしまいますよ。我々としては踏み台にされたわけで、はっきりいえば日テレのバラエティ番組は出禁にされてもおかしくない振る舞いです」

現場で感じた焦り

 ともかく、きちんと手順を踏めばよかった話ではある。それを二階堂が急いだのには、来年2月公開の映画「リバーズ・エッジ」の影響が大きいという。

 同作は、カルト的人気を誇る岡崎京子の同名漫画の実写化で、監督を務めるのは、国内のみならず海外の映画賞の受賞歴もある行定勲氏。そしてなによりこの作品、二階堂がバストを披露するシーンがあるという点でも、一部の注目を集めているが、

「出演作でちょくちょく下着姿になり、今年の『プレイボーイ』誌(集英社)でバニーガールになったりと、二階堂は若手ながら“脱げる女優”ではありました。とはいえ、胸を“すべて”見せたのは、これが初なんです」(先の記者)

 二階堂がここまでしたのには、撮影現場で感じたある“焦り”があった。

「『リバーズ~』は、土居志央梨(25)や浅野忠信の娘・SUMIRE(22)といった、彼女と同世代の出演陣が脇を固めています。もちろん、役者としては二階堂の方が売れっ子ではありますが、現場で行定監督はこの2人を大絶賛していたんです。二階堂は数々の映画やドラマに出演してきたものの、15年に『私の男』で日本アカデミー優秀主演女優賞を獲って以降、賞レースからは遠ざかっているんです。そんな折に目の前で褒められている女優がいたわけですから、『このままでいいのか』と思い悩んだというんですよ。それまでNGだったヌードを解禁したのも、文字通り裸一貫、女優としてやっていく覚悟を見せるためだそうですよ」(映画関係者)

 かくして入った“女優スイッチ”。バラエティに出ている場合じゃない、というわけで「ゴチ」の降板に至ったというわけだ。世間では、これを“自己チュー”というのでは。まあ、いろいろな意味で“ひと皮むけた”二階堂は、来年、どんな演技を見せるのか。まずは年明け1月7日放送開始のNHK大河「西郷どん」で――。

週刊新潮WEB取材班

2018年1月2日掲載

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