「大谷翔平」入団決定でも… 繰り広げられる治療歴漏洩の情報戦
大船が起こした波紋はなかなか消えないものである。
エンゼルスに入団が決まった大谷翔平(23)。だが、彼が今年10月に右肘の治療を受けていたことを現地メディアがすっぱ抜き、騒動となっている。
速報「車で15分追跡すると、落ち着かない様子のミズハラが…」 水原一平容疑者の写真をスクープしたパパラッチコンビが明かす撮影の裏側
速報「水原容疑者」撮影成功の秘訣は「パパラッチとしての経験と直感」 “奇跡の一枚”を独占撮影したカメラマンが語る弁護士との攻防
速報相撲協会が突然発表した大の里“飲酒問題”の真相 イジメを隠蔽する相変わらずの体質
「治療自体は、軽微でありふれたものですけどね」
と大手紙デスクが語る。
「腱を再生するPRP注射というもので、大手術の前に行うことが多い。ただ、大谷の場合は、時期から察するに、治療というより、2カ月後に控えた入団前メディカルチェックに備えた予防目的と思われます」
そんな“予防注射”で大騒ぎというから、大谷も大したものではないか。
「大したものといえば、日本のプロ野球と違い、アメリカでは交渉の過程が比較的大っぴらに報道されるものですが、大谷の交渉中は情報が一切漏れなかった。これは極めて異例なことで、各球団がいかに大谷サイドに気を遣っていたかがうかがえます」
そんなトップシークレット扱いだった情報が、この時期に漏れたのはなぜか。
「フラれた球団がファンへの言い訳にするべく漏洩した、と見られています」
なるほど、たとえばニューヨーク・ポスト紙は大谷の治療歴を報じた後、〈ヤンキースは交渉の席から外されて幸せだったかも〉と、負け惜しみのような所感を記している。もっとも、ヤンキースは“容疑者”から外されているのだが。
「治療歴は交渉の際に代理人が伝えているので、交渉のテーブルまで辿り着きながらもフラれた6球団、具体的にはパドレス、マリナーズ、レンジャーズ、カブス、ジャイアンツ、ドジャースが疑われています」
軽微な治療歴でも、漏洩は漏洩。事態を重く見たMLBは“犯人捜し”に乗り出し、“通話履歴とメール記録を開示させる”と息巻いている。もっとも、
「日本ハムは大谷を守るべく情報統制をしていましたが、アメリカではそうもいかない。“情報戦”はまだ始まったばかりですよ」