相撲協会とのガチンコ対決より気になる貴乃花親方の“ストール問題”

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勝負ストールはシルク?

 ちなみに事件発覚後の本場所中は、無地のグレーと紺、そこにヘリンボーン(V字形を縦横に連続させた文様)を大きくしたような“くの字”の織りが繰り返されるストールだった。身長185センチの親方のジャケットから両端がはみ出てぶら下がるほどだから、その長さは身長ほどもあるのだろう。幅は1メートルも近くありそうにも見える。

 一転したのは、千秋楽後のパーティに出席した時で、この時は紺とグレーのチェック柄のおそらくウール。

 そして趣を変えたのが、11月30日の理事会出席の時で、緑色に反射するブラックのシルクに小紋が入ったスカーフ状のものをジャケットの襟に沿わせるように巻いていた。ここぞとキメる時はシルクだろうか?

 さらに12月に入ると紺無地のウールっぽいストールも――。

 さて、ストールを普段から身につけている人はなかなか身近にいないので、ファッション評論家の堀江瑠璃子氏に聞いてみた。

「ウールのバーバリーのようなものからシルクっぽいものまで、色々お持ちのようですね。現役時代と比べると随分痩せてらっしゃる親方ですけど、普通の人に比べたら相当大きな身体です。その大きな親方ですら大きく見えるストールなのですから、相当な大きさなのでしょう。男性の場合、普通は二つ折り、三つ折りで、細目にしてジャケットの前開きに添わせるようにすることが多いのですが、親方の場合は折らずに肩から提げることが多いように思います。ああした掛け方は女性独特のものなんです。肩から提げて手で押さえる感じですね。男性には珍しいと思います」

 なるほど、そうなのか。ではなぜ、親方は女性っぽい掛け方を?

「先日たまたま美容院で女性誌を見かけたんですけど、親方が女装をされている写真が掲載されていたでしょ。ああ、これなのかとピンと来ましたけど」

 いや、あれは部屋の余興での女装姿と聞くが――。

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