実は“読書家”東野幸治は「週刊誌愛」が高じて「週刊新潮」に連載開始

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20代前半で週刊誌と“再会”

――それから、ずっと週刊誌を愛読?

東野 いえ、1度、中断しました。この世界に入って最初は仕事がなく、アルバイトをしなきゃいけないとか、週刊誌を読むような余裕はなかったですね。復活したのは東京での仕事も入ってくるようになって、初めてマネージャーが付くようになった頃ですかね。大阪と東京を新幹線で移動する時に、また週刊誌を読むようになったんです。23歳ぐらいの時、90年代の初頭という記憶です。

――90年代と言えば、「週刊文春」(文藝春秋)が貴乃花(45)、宮沢りえ(44)両氏の婚約破局をスクープしたり、「週刊現代」(講談社)と「週刊ポスト」(小学館)がヘアヌードで部数を100万部にしたりと、業界全体に活気がありました。

東野 確かに「現代」、「ポスト」、「文春」の印象は強いです。週刊誌って生のニュースを掘り下げて、詳しく書くのが魅力の1つです。でも当時の僕には、ちょっと背伸びして読むような感覚があったんですよ。

 20代から見ると、週刊誌って40代とか50代の大人が読むものというイメージがあって、それに好奇心を刺激されたんです。「こんなん読んでんねんや」という感じですね。でも「文春」は背伸びしたら読めましたけど、「新潮」は大人すぎました(笑)。

「新潮」は30代後半ぐらいで、やっと読めるようになりました。そもそも「文春」ですら、表紙でおっかなびっくりというか、「現代」と「ポスト」は分かりやすいじゃないですか。写真だし、記事のタイトルがいっぱい書いてありますから。

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