「清宮幸太郎」はハムよりウニ 肉体作りの“原点”

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「北海道でいちばん食べたいものは?」と記者から問われた期待の新人は、熟慮の末に「ウニです」とだけ呟いた。11月24日、札幌で開かれた北海道日本ハムファイターズの入団会見。清宮幸太郎内野手(18)が発した何気ない一言に、彼を形作った“原点”が秘められていたのである。

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 高校生にして身長184センチ、体重約100キロの体躯を武器に、高校通算で111本の本塁打という歴代最多記録を生んだ源は、実のところ“ハム”より“ウニ”だったのかもしれない。

 かつて清宮が所属した東京北砂リトルリーグ事務局長の大嶋誠氏によれば、

「幸太郎と顔を合わせた折、北海道には美味しい食べ物がたくさんあるからパワーをつけて来いと声をかけたら、彼は『生モノが大好きです。もっと海鮮類を食べたい』と言っていました」

 実際、冒頭の会見前日に北の大地へ足を踏み入れていた清宮は、球団が用意したホテルでの歓迎会で海の幸に舌鼓を打っていた。

「他のルーキーたちが一様に食事が美味しかったと話す中、清宮だけは『寒ブリもあったし、ウニも出てきました。東京にはない魅力がたくさんあるなと思いました』と満足そうに笑っていましたよ」(運動部記者)

 意外な食通ぶりを垣間見せたが、それは今に始まったことではないという。

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