「貴乃花」停戦条件は「モンゴル互助会」殲滅 警察介入、民事訴訟検討の背景

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「不可解」な協会の回答

 今回の事件の背景に「八百長問題」があるということについて相撲協会に聞いたところ、

「貴誌が指摘するような事実はいずれも一切ございません」

 との回答が寄せられた。

 貴乃花親方に拒否されているせいで未だ貴ノ岩本人から一度も事情聴取できていないにもかかわらず、なぜそうした事実はないと断言できるのか。それこそ「不可解」と言わざるを得ないのである。

 貴乃花親方に近い相撲協会関係者(前出)が語る。

「千秋楽の優勝インタビューで“日馬富士を再び土俵に上げてあげたい”と語った白鵬に貴乃花親方が激怒しているのは間違いない。しかしそんな白鵬を全くコントロールできていない八角理事長への怒りはそれ以上。それもあって千秋楽パーティーで事件について語ったのだと思います」

 そこで“正当に裁きをしていただかなきゃいけない”、“私は本気で相撲道に向き合う力士しか育てたくありません”と話した貴乃花親方。それは、“本気で相撲道に向き合っていない”力士への宣戦布告のようにも聞こえた――。

週刊新潮 2017年12月7日号掲載

特集「『貴乃花』停戦条件は『モンゴル互助会』殲滅」より

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