なぜか「瑛太」主演映画が3本同時公開中――キーワードは「30代半ば」
東宝いうところ“大ヒット上映中”の映画「ミックス。」。新垣結衣と瑛太(34)のW主演で、10月21日に公開され、11月19日までの5週間で99万人を動員し、興行収入はおよそ12億6740万円!
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「まあ、あれだけ大宣伝すればね」
と、皮肉るのは別の映画会社である。
「ミックス。」は東宝とフジテレビの共同製作。そこにドラマ「逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)」(TBS系)の人気冷めやらぬガッキーとのW主演とあってプロモーションの露出も多かった。
「多すぎますよ。おかげで他の2本がかすんじゃって……」
他の2本とは、武正晴監督の「リングサイド・ストーリー」(10月14日公開)と大森立嗣監督の「光」(11月25日公開)という。共通項は何かと言えば、瑛太である。
「2本ともいわゆる単館系の作品で、東宝配給の『ミックス。』とは比べものにならないのですが、わずかひと月ちょっとの間に公開される3本に瑛太さんが出演しているんです。しかも、どれもほぼ主役ですからね。意外に珍しいことなんですよ」
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