座間事件、目的は性的暴行か 快楽殺人者「首吊り士」の性衝動
目的は性的暴行か
もし、金銭目的ならば、大金を持っていそうな女性をターゲットにするはずで、素性も確認せず、女子高生や女子大生を狙うのは腑に落ちない。
「やはり、最初から性的暴行が最大の目的だったのではないかと見ています」
と明かすのは、捜査関係者。
「実際、白石は睡眠薬をのませたりして酩酊状態にしたうえで、性的暴行をはたらいたことを認めている。なおかつ、その対象は女性だけでなく、男性もだったと……。なので、白石が性倒錯した快楽殺人者であるのは疑いようもありません。ですが、遺族への配慮から、その部分については事実の公表を控えているのです」
一方、遺体を傷つけることに性的興奮を覚えるタイプではなかったようである。
「白石は、ロープなどで被害者を絞殺したあと、遺体を浴室に運び込み、ナタやノコギリで解体。肉片や内臓、細かい骨などはペット用トイレシートで包んでからジップロックに入れ、さらに新聞紙で覆うと、それらをまとめてゴミ袋に詰め、アパートから離れた場所に投棄したとしています」(同)
また、9つの頭部と約240本の骨がクーラーボックスに収められていたが、猟奇的なコレクションをしていたわけではないという。
「あばら骨は尖っているからゴミ袋を突き破って出てくるかもしれず、そのために捨てられなかったと。また、頭部はいつか山に埋めようと考えていたが、ペーパードライバーで車の運転ができずに処置に困って、部屋に置いておくほかなかったと説明しています」(同)
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