「貴乃花」長男、結婚をひた隠していた角界事情

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明治神宮で挙式

 だが、遡ること4カ月余り、すでに優一くんは結婚していたと明かすのは、さる相撲協会関係者で、

「6月24日、東京の明治神宮で2人は挙式をして入籍も済ませているんですけどね。ごく近しい身内しか呼ばれず、話が漏れないように警戒していたんです」

 ここに至るまで、新郎新婦の間には葛藤があったと関係者は続ける。

「2人は親が元大相撲力士という共通項はあるものの、出逢いは友人の紹介で双方の親は絡んでおらず、共に角界に携わる仕事もしていません。なのに、交際報道では、“相撲界の政略結婚”などと言われ、特に新婦の側が嫌った。それで彼も口外するのをためらっていたのですが、芸能活動では結婚について質問される機会も多くて、もう隠し通せないと決断したそうです」

 角界で一門を超えての慶事は珍しいそうだが、確かに“政略結婚”なんて言われりゃ聞こえが悪い。

 ベテラン相撲記者が解説するには、

「来年2月には相撲協会の理事長選が控えています。新婦の父・陣幕親方は、現理事長の八角親方(元横綱・北勝海)直属だから、前回選で敗れた貴乃花が、支持拡大のため息子の結婚を利用するなんて報じられましたが無理筋ですよ。今の協会は、盤石な八角体制が構築され3選が確実視されており、そもそも、陣幕親方は審判委員であって理事じゃない。選挙は10人いる理事の多数決だから関われないのです。その理事も、105人いる親方の投票で決まるので、寝返ったところで大勢に影響はありません」

 晴れて正々堂々、芸能界という土俵に立ったジュニアのガチンコ勝負は、まだこれから――。

週刊新潮 2017年11月9日神帰月増大号掲載

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