官能小説家「花房観音さん」ちとハードな生舞台

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 さあさお立合い、ご用とお急ぎでない方はお立寄りを。当代きっての官能小説家・花房観音(はなぶさかんのん)さんと、これまでの経験人数9000は下らないというAV男優・森林原人(もりばやしげんじん)さんによるトークショーはいかがでしょう!

 東京は神楽坂に建つ商業施設・ラカグのイベントホールにて、11月1日の午後7時から8時半まで。題して「“正しくない”性愛のはなし〜嫉妬、不倫、秘密の性癖〜」。くんずほぐれつ本能むき出し、普段あまり大きな声では話せないあんなことこんなこと、惜しげもなく披瀝しますよ……。

 イベントは、花房さんの新刊『くちびる遊び』(10月28日発売、小社刊)に合わせ行われる公開企画である。

 花房さんは、2010年、『花祀り』で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。女性目線で描くエロスは、福田和也氏や原武史氏など多くの批評家から高く評価され、その後も多数の作品を物してきた女流作家である。

 一方の対談相手、森林さんもただの強者サオ師というだけではない。進学校で知られる筑波大附属駒場中学の出身という変り種。曰く、偏差値78のAV男優だ。

 そんな2人が、男と女の嫉妬の感情から、不倫、性癖まで“正しくない”性愛論を語り尽すというのだから、これは過激にならないはずがない。さらには、会場参加者からの悩みにも答えてくれるという。

「既にかなり予約が入っています。案外、女性の方も多いですよ。前作の本を出した時もそうでしたが、花房さんは女性の読者からの強い支持があるんです。性愛に関する女の本音が描かれているからだと思います」

 とは、花房さん担当の30代女性編集者。

「事前に受けつけている質問も盛りだくさんです。大人のオモチャの効果的な使い方、女性の自慰の相談、60歳近い妻子ある男性と付き合う若い女性からは不能で悩む彼氏をいかに奮い立たせるか、等々……」

 秋の夜長、淫らな世界に浸ってみるのも一興かと。

週刊新潮 2017年11月2日号掲載

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