反撃の狼煙「稲垣吾郎」を来春ドラマにねじ込んだ女マネージャー

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 これは反撃の狼煙と見るべきか? “ジャニーズ帝国”を飛び出した元SMAPのメンバー3人が公式ファンサイト「新しい地図」を立ち上げたのは、9月下旬のこと。その後、独立組は、かつての敏腕女マネージャーとともに、活動を順調に再開している。しかも、メンバーによるドラマ出演まで決まったという声も聞こえてきて……。

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 草なぎ剛(43)、稲垣吾郎(43)、香取慎吾(40)の3人がジャニーズ事務所から独立して1カ月あまり。この間、公式サイトだけでなく、SMAP解散騒動のドタバタ直後に、事務所を辞めた飯島三智元マネージャーが、新事務所「CULEN」を設立し、3人の今後をサポートすることも明かされた。

 スポーツ紙記者によれば、

「通常、芸能事務所は辞めたタレントを使わないようにテレビ局などに要請しますが、今回は聞きません。彼らをイジメていると世間に捉えられかねないからです。実際、以前から彼らが出演していた番組などは、ほとんどが継続していますし」

 来月にはインターネットテレビに3人で出演するし、来春公開の映画制作も発表した。10月13日には、香取が独立後初となるイベントへの出席も果たしている。ただし、取材をした芸能記者が言うには、

「テレビ局やスポーツ紙は3人の取り扱いについて、ジャニーズ事務所に気を使っていますね。香取のイベントで、スポーツ紙のジャニーズ担当の姿はなく、ワイドショーもデスククラスを寄越してはいませんでした」

 つまり、ジャニーズ事務所が言わなくとも、テレビ局やスポーツ紙が“忖度”しているというわけだ。

地方から攻めた

 また、こんな話もある。

「あるテレビ局が独立後の草なぎをドラマに使いたいと考え、一応、ジャニーズ事務所にお伺いを立てたところ、ジャニーズは、“ウチがどうこういう話ではない”という反応だった。でも、結局、その局は、使わない方がいいと判断したそうです」(テレビ関係者)

 もっとも、敏腕マネージャーはそんなことには屈していないようだ。なぜなら、

「来春のフジテレビ枠のドラマで、稲垣の起用が決まったと聞きます。制作は系列の関西テレビというのがミソでして、在京キー局では手を挙げられないので、地方から攻めたのでしょう。飯島さんはジャニーズの時にも、関テレにパイプがありましたからね。今後は、このような前例を積み重ね、忖度の壁を破るつもりでは」(同)

 ジャニーズ事務所とCULENは、これらについて「事実ではない」と否定するが、ひとまずは新たな一歩を踏み出した独立組。芸能界の勢力図も新たに塗り替えることが出来るか?

週刊新潮 2017年10月26日号掲載

ワイド特集「ザッツ★エンタテインメント」より

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