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予想外のサスペンス展開「これぞドラマ!」のTBS深夜枠(TVふうーん録)
TBSのゴールデン枠ドラマがひどかった今夏。前近代的なお祭り騒ぎやら、罪悪感や喪失感を一切描かない結末、行間や間合いに浮き出る人間の心模様を読み取る力のない人だけに向けた陳腐な展開。新機軸や新奇性を求めず、挑戦も冒険もせず、ただひたすらベタ。名作「逃げるは恥だが役に立つ」や「カルテット」を世に送り出した局とは思えないほどつまらなかった。
しかし、である。深夜枠のドラマは軒並素晴らしいので捨て置けぬ。同じ局でどうしてこうも違うのか。8月中旬から始まった「伊藤くんAtоE」は、登場人物の設定をとても挑戦的な構造に仕上げ、こじゃれた映像に落とし込み、女の毒と可愛げと心の闇を鏤(ちりば)めたドラマだ。...
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「正しくなければテレビじゃない」時代のお笑い番組の難しさ 保毛尾田保毛男が炎上したワケ
「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の 30周年を記念したスペシャル番組が、9月28日に放送された。その中で、石橋貴明が「保毛尾田保毛男(ほもおだほもお)」というキャラクターで登場し、物議を醸している。
「保毛尾田保毛男」は28年ぶりに登場した番組初期の人気キャラクター。ぴっちりと七三分けにしたヘアスタイルに、顔の下半分を青く塗り青ヒゲを強調し頬をピンクに染めた出で立ちで、「ホモ」なのかと聞かれると「あくまでも噂なの」と答える。そんな保毛尾田保毛男の独特なキャラクターが当時大流行。...
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