朴槿恵被告が山岡荘八『徳川家康』を熟読し、弁護団が全員辞任のワケ

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朴被告の今後を占うのは「リーク先」

 朴前大統領の置かれている状況も、この記事の「リーク先」から、2つの異なる推測が導き出さされるという。

「朴前大統領は政界復帰を諦めていません。このことから、東亜日報の記事は2つの可能性が考えられると思います。1つは情報のリーク元が捜査機関だった場合です。このケースは朴前大統領の政界復帰を潰す文脈でしょう。全てを監視し、どんな情報でも流せるぞ、と無言のプレッシャーを与え、政治的野心を摘み取ろうとしているわけです。逆に支援者サイドのリークであれば、徳川家康の持つ忍耐強いイメージを流布することにより、政界復帰に向けて放った観測気球の可能性があります」

 朴前大統領が「親日」と批判されるのは有名だが、この報道を受けてネット上では「やっぱり親日だ。政界復帰は日本でするといい」との批判も見られるという。世論の反応を逆算すると「捜査機関リーク説」に軍配が上がりそうだが……。

週刊新潮WEB取材班

2017年10月27日掲載

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