「若嶋津」健康サポートでも壊れた「高田みづえ」の「硝子坂」

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ポスト八角理事長

 ところで、相撲協会関係者はこんな話をする。

「八角が理事長になれたのは、二所ノ関一門が支持したからで、 次期理事長には、ともに二所ノ関一門の尾車、つまり元琴風と元若嶋津が有力視されています。でも、尾車は巡業部長時代に転んで生死を彷徨う大けがをしている。多忙な理事長職は若嶋津に譲るのではないかとみられていました」

 そんな夫を日々フォローする高田みづえについて、再び居酒屋店主の話。

「弟子たちは悩みがあるとおかみさんにメールで相談し、おかみさんは“こんな甘えたことを”と思うこともあると言っていた。東京での場所が終わった打上げの場では、後援者の前でみづえさんが『硝子坂』などの歌を披露するんです」

 献身的に部屋を支えるみづえおかみだが、先の相撲協会関係者は、

「親方を看病しながら、部屋を仕切るのは厳しい。その点、11月は九州場所で弟子たちは今週中に九州に移動するので、おかみさんの負担は軽くて済む。親方が倒れたのがこの時期だったのは、不幸中の幸いです」

 親方が回復に向かう硝子坂も短ければいいが。

週刊新潮 2017年11月2日号掲載

ワイド特集「ちはやぶる 神代もきかず」より

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