過去には「エコ戦車」提案も… 小池百合子のスベる話

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“地球に優しい兵器”

 また、就任1年前には、

「環境大臣として防衛庁(当時)で講演した時です。二酸化炭素の排出量に言及し、突然『ハイブリッド戦車やハイブリッド戦闘機はどうか』と言い出すので、制服組ともども呆れました。兵器は信頼性が最重要で、地球に優しければよいというものではありません」(同)

 真意は測りかねるものの、大きくスベったのは間違いない。彼女が6月下旬、都議選さなかの稲田元防衛相の失言をとらえて、

〈ありえない〉

 と酷評したセリフを、そのまま返したいところだ。

 都庁担当記者が言う。

「金曜日の知事の定例会見が終わると、小池さんはいったん退席し、職員が背後の『東京都』の文字やロゴが書かれたパネルを片付ける。すると数分後、今度は都民ファースト特別顧問ないし希望の党代表として戻ってきて、会見を始める。前者はまだしも、後者など都政とは全く関係ない。まるで都庁の私物化です」

 都議会から公党まで呑み込む魔女には、馬耳東風だ。

週刊新潮 2017年10月12日神無月増大号掲載

特集「小池百合子の希望・横暴・票泥棒」より

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