安値競争で懸念される「日本の軍事力」低下 三菱重工“連続落札失敗”がはらむ問題
北朝鮮「核ミサイル」を迎撃できない「防衛省」「三菱重工」の現実(下)
北朝鮮が「大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な水爆実験の成功」を主張する一方、我が国ではこれを迎撃できるだけの防衛体制が整っていないのが現状だ。防衛省が導入を決めた新兵器「イージス・アショア」も、配備環境や運用主体をめぐる課題が残されている。
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惨憺たる有様は、自衛隊を縁の下から支える企業においても散見される。防衛問題研究家の桜林美佐氏が言う。
「防衛省は一昨年以降、6隻あるイージス艦に加え、新たに2隻を発注しました。...