「小泉進次郎」が買って出た”3分間プレゼン”の思惑

政治週刊新潮 2017年9月21日菊咲月増大号掲載

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 初仕事は“露払い”――。

 8月の自民党内人事で筆頭副幹事長に就任した小泉進次郎氏(36)が、今月から、二階幹事長(78)の定例記者会見の場に登場し、冒頭で発言することになったのだ。

 自民党担当記者の話。

「幹事長の記者会見は毎回、党役員会後に開かれるんですが、これまでは、質疑の前に二階さんが役員会の内容を説明するところからスタートしていたのです」

 ところが、

「最近はお年のせいか、その説明がたどたどしかった。『今日はえーっと……』と言ったきりフリーズしたりすることが多く、質疑で再確認しなければならないことも。正直、毎回ヒヤヒヤしていましたね」

 その点、

「進次郎さんはさすがでした。3分ほどでしたが、淀みなくキビキビとした口調で、スマートな会見になりました。後の質疑対応だけでよくなった二階さんも肩の荷が下りたという表情で、リラックスしていましたよ」

 この役割、進次郎氏本人が買って出たそうだが、

「党から頼んだとなれば、彼の人気にあやかりたいという思惑が見え見えなので、そういう体にしただけでは」

 とは、自民党関係者。

「進次郎さんは目下、社会保険料を増やして保育・教育費に充てる“こども保険”の導入に力を入れていますが、この案は党内でも意見が分かれています。なので、数少ないメディアでの発言も、党に対して批判的になりがちなんですよ」

 その一方で、

「二階幹事長の横に立ち、サポートする姿が報じられれば、彼の一匹狼的な印象は薄まり、逆に執行部と一枚岩という風に見られる。党として、彼を使わない手はないと踏んだのでしょう」

 支持率回復という党務に、駆り出されたというわけだ。