金田朋子や加藤貴子に続け! 高齢出産する母親たちへ 4つの心構え

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 35歳以上での出産は一般的に高齢出産とされるが、初産の平均年齢は年々上昇している。2011年に平均30歳を突破し、2015年には第一子の出生年齢が平均30.7歳という結果に。初産の平均年齢が26.7歳だった1985年から30年間で、4歳も上がっていることになる。(参考「内閣府 平成28年版少子化社会対策白書」)

 最近では、タレントで声優の金田朋子さんが44歳で出産。女優の加藤貴子さんの46歳で第二子出産も話題となった。また、ラジオパーソナリティーの坂上みきさんは、53歳で出産したというから驚きだ。

 このように、近年ますます増加傾向にある高齢出産。実際に高齢出産をし、現在絶賛育児奮闘中の母親たちに、高齢育児の4つの心構えを聞いた。

ポイント1 出産後の体力低下に注意。サポート体制は徹底的に。

 高齢出産した母親がまず口を揃えていうのが、出産後の自分の体のダメージだ。骨が脆くなって、軽くぶつけただけで足の指骨が折れたという女性や、原因不明の熱と咳が3カ月以上続いたという女性、冬の間に3回もインフルエンザにかかった女性など、出産後、体力低下と体の不調に悩まされる人が多い。

 高齢出産の母親は、それまで仕事をバリバリしてきたが故に、体力に自信がある人も多いのだが、やはり出産という大仕事は体にかなりの負担がかかる。自分が寝込んだ時のために、家事や育児をサポートしてくれる体制を整えておきたい。

ポイント2 高齢出産の強み、先輩ママが多数いることを利用し、出産や育児に必要なものを厳選。

 高齢出産の強みは、周りに既に出産を経験した先輩ママが多数いること。出産育児に必要なものの多くを、先輩ママからのお下がりで済ますことができたり、買おうと思っていたベビーグッズを「必要ない」とアドバイスしてもらえたりと、先輩ママたちのおかげで助かったという声も。

 また、先輩ママの口コミは、保活や習い事選びなどでも役立つようだ。出産前に先輩ママにいろいろと聞いて、ぜひ参考に。

ポイント3 産後ダイエットに精を出すべし。

 高齢出産した母親はみな、体重や体型が妊娠前に戻らないと嘆く。妊娠中から増えやすい体重に気をつけ、産後は自分でトライしやすいダイエット法を用意して頑張って。

 40歳で出産したRさん(2歳女児)は、「周りの若いママ友と関わっていかなければいけないし、子どもが大きくなってからも、おばさんと言われたくないから、育児の合間にジム通いしている」という。

ポイント4 夫と子育てについてよく話し合っておく。

 40歳で出産したOさん(男児4歳)は、「夫も同い年くらいの場合、子どもが20歳になる頃には、夫婦揃って定年間近の60歳前後。その時までの将来設計は、夫婦でちゃんと立てておいた方がいい」とアドバイス。

 さらにOさんの場合は、「我が家は夫が6歳上なので、私立に行かせたいのかなど、今後かかる教育費についても、よく話し合いをしました。また、高齢パパは子どもを甘やかす傾向があるので(笑)、『叱るときはちゃんと叱って!』 など、そのつどきちんと話し合いをしています」と語る。

 どんな場合でも夫婦での話し合いは必要不可欠だが、高齢育児の場合、出産する前からより具体的な話し合いをすることが、大切なのかもしれない

 決して珍しくなくなった高齢出産。それでも様々な不安はつきものだ。「これでいいのかな」「どうしたらいいのかな」と迷ったり悩んだりしたときは、先輩たちのアドバイスに耳を傾けてみるのも、ひとつの手ではないだろうか。

デイリー新潮編集部

2017年9月9日掲載

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