子どもに「絵本」はなぜ必要? 読んでほしがる本当の理由

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「絵本をどう選ぶか」「絵本を読むこと」にとらわれすぎる必要はない

 漫才コンビ、キングコングの西野亮廣さんが作った絵本『えんとつ町のプペル』がベストセラーとなっています。西野さんはお金がなくて買えない子どもたちにも読ませたいと宣言しWebサイト上に無料公開にしました。確かに子どもたちは絵本が大好きです。ではどのような絵本を選べばよいのでしょう。

 子育て中の親御さんの中には、子どもに読ませる絵本をどう選べば良いかで、頭を悩ませる方もいるようです。また、夜寝る前に読み聞かせをすることが、親の義務だと考えている方もいらっしゃいます。

 そのような方たちに対して、「なぜ子どもが絵本を読んでほしがるのか」ということを考えてみてほしいとアドバイスするのは、保育士出身で、親と子がともに過ごす講座「おやこ保育園」が人気の小竹めぐみさんと小笠原舞さん。

 子育てに悩む親御さんたちに寄り添うメッセージをまとめた著作『いい親よりも大切なこと 子どものために“しなくていいこと”こんなにあった!』から、絵本についての箇所を引用、紹介してみましょう。

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■子どもが絵本を読んでほしがる本当の理由

「昨日の夜、バタバタしてて、絵本を読んであげられなかったんです」

 自分を責めるように話してきたママがいました。そのママは、2人のお子さんを育てながら働いていて、いつも忙しそうにしています。最近は、子どもよりも先に寝てしまうことも多いのだとか。

「読んであげたい」という気持ちを持つのは構いませんが、たとえ読めなくても、どうか自分を責めないでください。

 絵本はコミュニケーションツールのひとつにすぎません。子どもが、なぜ絵本を読んでほしがるか知っていますか?

 絵本の内容を心から楽しみにしている……なんていう場合は、少ないのです。

 正解は、「絵本を通してママに甘えたい」から。ママの膝の上に座れたり、ママの優しい声を耳元で感じられるから。子どもは、絵本よりもママが好きなんです。

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 上記の「ママ」は、もちろん「パパ」に置き換えることもできます。

 つまり、子どもが絵本を読んでほしがるのは、親と絵本を通してのコミュニケーションを求めているからなのです。

 2人はこうも言っています。

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■暮らしの中のすべてがコミュニケーション

 子どもとのコミュニケーション方法について色々ご紹介してきましたが、暮らしのすべてが子どもとのコミュニケーションなのです。

 そう考えると、冒頭の例のように「絵本を読んであげられなかった」と罪悪感を抱くこともなくなるのではないでしょうか。親子の関係性がよりよくなるためには、普段の習慣を見直すことが何より重要です。楽しみながら、日常を少しずつ、よりよく整えていきましょう。

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 絵本はコミュニケーションツールのひとつにすぎないからこそ、「絵本をどう選ぶか」「絵本を読むこと」にとらわれすぎる必要はないのです。

 絵本のことに限らず、小竹さんたちは、子育てにおいて、「いい親にならなくちゃ!」という思い込みを手放して、「もっと手を抜いても大丈夫ですよ!」と勧めています。

デイリー新潮編集部

2017年2月16日掲載

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