「ビール券」違法配布の今井絵理子、“アポなしお詫び行脚”の非常識 議員としての今後は

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「お祝い」にビール券

 ところが、だ。

「先日、彼女の非常識極まりない行為を見聞きして、唖然としました」

 と述べるのは、さる自民党の議員である。

「8月の頭、内閣改造があり、その後、副大臣や政務官の人事が決まりましたよね。すると今井さんは、そうした“出世”した議員のうち、参院とか女性議員だとか、自分がよく知っている議員十数名を選んで、『お祝い』にビール券を贈っていたんです」

 券は1人につき10枚ほどというから、5000~8000円分程度か。それを十数名だから、100枚以上を大量配布したことになる。

 一般に議員同士が、人事に際し、花やネクタイ、地元の名産品などの「お祝い」を贈ることはままある。しかし、

「今井さんの場合、金券で、しかも参院の比例区の議員ですからね」(同)

 政治家は、公選法199条の2によって、有権者への金銭や物品の「寄付」を禁じられている。今井議員は、参院比例区の選出。つまり、全国すべての18歳以上が有権者だ。たとえ国会議員に対してであっても、寄付禁止の例外ではないのである。

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