公選法違反「茂木大臣」の嫌われぶり 自民党内に子分なし、“パワハラ”証言も

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子分は一人もいない

 そして、政調会長・選挙対策委員長を担った自民党内でも評価は散々で、

「『人づくり革命』の担当大臣だということですが、何かの間違いなんじゃないでしょうか。ネチネチあげつらってくるのが本当に嫌」

 という党職員の声が一部で共有されているし、彼が所属する額賀派内を覗いても子分は一人もいない。政治部記者が、

「何度も、“茂木の手下って誰なんだろう”って話をしたことがありますけれど名前が出てこないんですよね。去年、派閥の後継に竹下さん(亘・総務会長)が就任するという話を共同通信が流したとき、必死で潰そうとしていたのが印象的でした。ま、でもその流れは止められず、竹下さんが小渕(優子・元経産相)にバトンを受け渡すことになるでしょう」

 と解説する通り。更に先の地元の政界関係者によると、

「豊田真由子議員みたいに、“このハゲーーーー!”とまでは言わないみたいだけど、秘書に対して“おい、デブこの野郎”とかは普通に言うらしいよ。些細なミスでもネチネチずっと説教するんだって。ある秘書は我慢できずにキレて、携帯をへし折ってそのまま辞めたと聞いたことがあります。だから茂木事務所の秘書は辞める人がたくさんいて、一時はハローワークで求人を出していたくらいなんです。政策秘書のKくんだって、今は気に入られているみたいだけど、一時は茂木が原因で実家に帰っていたこともあるんだからさ」

 ***

(3)へつづく

週刊新潮 2017年8月31日秋風月増大号掲載

特集「嘘も再生する経済再生相! 『茂木敏充大臣』の首が飛ぶ贈呈者リスト」

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