大塚家具・久美子社長、63億円の大赤字 年内で溶ける内部留保

企業・業界週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

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 もはや崖っぷちと言うほかあるまい。大塚家具の久美子社長(49)が、父親と袂を分かち、威勢よく走り出してから2年半。だが、先月、大塚家具が今期の業績見通しを発表したところ、当期利益は昨年に比べて大幅に下回り、なんと63億円の大赤字に。このままだと、米びつが年内には底を突きかねないのだ。

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 8月4日、大塚家具が上半期の決算を発表したが、業界をざわつかせたのは、その1週間前の7月28日に公表された、今年12月までの「業績予想の修正」に記された驚愕の数字だった。大塚家具を担当する経済部記者が言う。

「これまでは、今年1月から12月までの通年業績予想を純利益3億円強の黒字と見込んでいました。ところが、一転して63億円の赤字に転落すると修正したからです。本業の儲けを示す営業利益は、当初予想していた5億円の黒字が43億円の赤字に転落。つまり、家具がまるで売れていないのです」

 創業者である父・勝久さん(74)に委任状争奪戦で勝利した久美子社長。“2代目城主”となった2年目の昨年、創業以来とされる45億円の大赤字を計上した。が、今年は、現段階の試算で昨年を上回ることになる。しかも、あくまで見通しなので、最終的にはそれ以上なんてことにもなりかねないというのである。

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