「籠池逮捕」を指揮 大阪地検初の女性特捜部長は「HERO」ファン

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 国の補助金を不正に受給した疑いで逮捕された「森友学園」前理事長の籠池泰典氏(64)と妻の諄子氏(60)。捜査の陣頭指揮を執るのは、女性初の大阪地検特捜部長である。

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 兵庫県出身の山本真千子部長(53)は、大阪市立大を卒業後、1991年、検事に任官。大津、京都、大阪、金沢、東京などの各地検に赴任し、2013年、法務省人権擁護局総務課長に。15年から現職に就いている。

 司法ジャーナリストの鷲見一雄氏によると、

「これまで有名事件を手掛けていないこともあってあまり脚光を浴びていませんが、業界内では隠れ有名人。このままいけば検事正は間違いないし、もしかしたら女性初の検事長になるかもしれません」

 30年前、検事の女性比率は1%そこそこだったが、現在は新任の3分の1が女性で、総数は20%を超えている。代議士の女性比率は未だに1桁台であることからすると、女性首相より先に女性検事総長が実現するかもしれない。

 そんな期待が掛かる山本氏とはどんな人物なのか。

「さばさばとしていて男勝りな印象です」

 とは金沢地検時代を知る司法記者。

「化粧気が全然なくて、唇はいつもカサカサ。外見に無頓着で、くるぶしまでの丈の白ソックスがトレードマークでした。独身でノリがいいので、記者が飲みに誘うとちゃんと付き合ってくれる。金沢の繁華街にいきつけのバーを何軒か持ってましたね」

 10年前の大阪地検時代を知る記者も、

「酒は強くて、よく飲みに行きました。某男性アイドルユニットのファンだそうで、酒の席でその話をすることもありましたよ」

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