慶応進学の「芦田愛菜」驚異の読書量 年間300冊

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常識を疑う本を

 将来は病理医になりたいと話したこともある愛菜ちゃんだが、最近は小説家にも興味を示している。

 6月9日に放送された「ぴったんこカン・カン」(TBS系)では、売れっ子作家にして芸人の又吉直樹に、こんな話をしている。

〈本を読むだけじゃなくて書いてみようかとも思うんですけど、起承転結の“転”が思い浮かばなくて、“起承承結”になってしまうんです〉

 高度な悩みを持ち掛けられた又吉、

〈質問がもう作家さんの……〉

 と絶句するしかなかったほど。その愛菜ちゃんが好きな本として挙げるのが、乙武洋匡の『五体不満足』(講談社)や赤川次郎の『セーラー服と機関銃』(主婦と生活社)といったものから、最近は『山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた』(講談社)という難解なものも。

 このリストを見て、折角の夏休みだから読んでもらいたい本がある、と言うのは先の和田氏だ。

「愛菜ちゃんに読んでほしいのは、常識を疑う本です。たとえば養老孟司さんの『バカの壁』(新潮社)は疑うことの重要性を教えてくれる。また、私が書いた『受験学力』(集英社)も是非読んでもらいたい。愛菜ちゃんは難関校の受験を経験したわけですが、その中にこそ、人生で効率よく成果を上げるメソッドが潜んでいるという内容です」

 今年読む300冊の夏のリストに如何だろうか。

週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

ワイド特集「『おんな城主』槿花一日の栄」より

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