今井絵理子、「離党でも辞職でも」と号泣 後見人が明かす

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見え透いたウソ

 もっとも山東議員は、

「まじめに仕事をしてきたのに、辞職してしまったら今まで積み上げてきたものがゼロになっちゃうじゃない、と言ったんですよ」

 と、“後見人”として甘い裁定をするが、自ら除名や辞職に触れたということは、今井議員は橋本市議と二人で「積み上げてきたもの」について、世間に対して負い目を感じているということにほかなるまい。

 さて、「男を見る目」について、山東議員に代わって、あらためて今井議員に忠告しておこうか。自民党兵庫県連関係者によれば、

「去年の参院選は、兵庫県は定数が2から3に増えて、従来は自公で一本化していた候補を、自公それぞれが擁立することになり、大変でした。ところが青年部長の橋本はほとんど姿を見せず、電話にもなかなか出ない。みな怒っていたら、開票日にテレビで、今井絵理子の後ろで万歳をしていて、みな呆れたんです」

 要は橋本市議、自分本位で無責任だというのだ。

「議会も遅刻と居眠りの常習犯で、委員会も5回に3回は遅刻。4年前の神戸市長選でも、選対会議に1時間くらい遅れてマスク姿で現れて、“風邪か”と聞かれて肯定したものの、酒の臭いをプンプンさせていてすぐバレました」(同)

 昔から見え透いたウソが身上であったようだ。同じ市長選の直前には、

「奥さんと子供2人と奥さんのママ友たちとぶどう狩りに行って、批判されたこともありました」(同)

 夫婦関係が破綻していたはずの時期に、選挙よりも家族を優先していたのだ。

 こうして記すと、実に似た者同士の二人。一刻も早く議員生活と一線を画したほうが、国民の、そして身のためじゃないかな。

週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載

ワイド特集「『おんな城主』槿花一日の栄」より

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