安倍総理と加計理事長の“奢り奢られ”は贈収賄?

政治週刊新潮 2017年8月10日号掲載

 安倍一強体制を瓦解させた、2つの学園の疑惑。その主人公には天と地ほどの差がある。遂に、森友学園の籠池泰典前理事長(64)は妻ともども逮捕される憂き目に。一方、雲隠れを続ける加計学園の加計孝太郎理事長(66)は時折酒席に顔を出し、司法の手が及んでいる様子はまったくない。だが、安倍総理との「奢り奢られ」は贈収賄に問われないのか。

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 大阪地検特捜部が、籠池前理事長と諄子夫人(60)の逮捕に踏み切ったのは、7月31日のこと。

 司法担当記者によれば、

「かつての特捜部なら、家宅捜索と同時に即逮捕が一般的でした。でも、最近は任意で事情聴取を行い、証拠を固めるだけ固めてから逮捕という慎重姿勢を取るようになった。籠池さんの場合、政治的な配慮から、27日に1回目の事情聴取を行い、内閣改造前を見計らっての逮捕でした」

 当初、籠池夫妻にかかっていた容疑は2つ。小学校建設に絡んで国の補助金約5600万円を不正に受け取った補助金適正化法違反と、大阪府から幼稚園への補助金約6200万円を騙し取った詐欺だった。

「ところが、逮捕の入り口となったのは、国の補助金を不正受給したという“詐欺”。籠池さんは、金額の異なる3つの契約書を準備し、補助金を騙し取っていた。すでに、その補助金を返還したとはいえ、犯罪事実が消えるわけではありません。大阪地検特捜部としては、犯罪の悪質性から補助金適正化法違反ではなく、より法定刑の重い詐欺に問えると判断したわけです」(同)

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