韓国の反日、“ヘル朝鮮”の矛先そらしに 軍艦島舞台の「徴用工」映画も公開

国際 韓国・北朝鮮 週刊新潮 2017年8月3日号掲載

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「ヘル朝鮮」

 かの国が、あらゆる手段を講じて反日の狼煙を上げたのには事情がある。

 韓国出身で現地事情に詳しい拓殖大学の呉善花(オソンファ)教授がその理由を明かす。

「いま、韓国経済はひどい状況で、これまで財界を牽引してきたサムスンや現代グループの売上は、最盛期の3分の1程度まで落ち込んでいます。就職難も相当深刻で、15歳から29歳の失業率は10・5%、大卒で職に就けない者は全国で50万人以上いるのです」

 そんな若者たちは「七放世代」と呼ばれる。「七放」とは、恋愛、結婚、出産、就職、マイホーム、友人関係、夢を指し、その全てを諦めざるをえないと言う。

「若者たちは祖国のことを『ヘル朝鮮』、つまりは“地獄のような韓国社会”と揶揄しています。文大統領は財閥改革や、公的部門で81万人の雇用を創出して、非正規雇用をゼロにしたいと選挙で訴えました。その結果、若者たちの支持を集めて当選しましたが、政策を進めるにあたっての具体的な財源などは示せていません」(同)

 溜った不満の矛先を、お得意の反日に向けようという魂胆が透けて見えるのだ。

 けれど、当の文大統領の本音はといえば、日本から投資など経済協力を取りつけたいのである。

「彼は就任後、『ツートラック外交』と銘打って歴史問題と北朝鮮や経済問題について線を引き、日本と話し合う方針を示しました。いわば国家間の約束を履行せず経済協力を求める腹積もりですが、そんな虫のいい話は通用しません」(同)

 世間ではこれを称して「二枚舌」と言う。

特集「『慰安婦記念日』『慰安婦歴史館』『慰安婦研究所』『慰安婦パーク』 『文在寅』韓国大統領の『慰安婦づくし』フルコース」より

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