東てる美、ロシアビジネスで億万長者に?「こっちが本業」本人語る

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■株式上場したら…

 14年のソチ五輪では入場ゲートに設置。システムが反応した人物のうち、実に92%が危険物を持っていたりチケットがなかったというから、恐るべき的中率だ。

 現在、国内では、警視庁や警備会社のほか、大手メーカーなど約80社と取引。国内販売価格は1セット250万から300万円で、ELSYS JAPANが独占契約を結ぶ海外8カ国で合わせて約1000セット販売しているという。

 そんな将来有望な会社の取締役である東さんだが、突然、チャンスを掴んだわけではなく、これまでにも女優以外に、数々の副業を経験してきた過去があった。

「最初は、31歳の時です。飲食店とかはやりたくなかったので、好きなマンガの古本屋をやりました。ある女優さんから月に50万円ぐらい余計にあったら楽に暮らせると言われたのもきっかけです」(東さん)

 最盛期は、全国に約40店舗もフランチャイズ展開し、月300万円の利益を上げたこともあった。ファミコンブームの到来で売り上げが下がったため、10年ほどで畳んでしまった。が、その後も、写真のスピードプリントの店や、高級ペットフード輸入……。30年近くかかって、ようやく今のビジネスに辿り着いたというわけである。だが、

「もちろん私はお金が大好きです。出資した会社が儲かればそれに越したことはありません。でも、家もあり、子供も手を離れ、もう歳ですから、何かほしいものがあるわけでもないんです。もし、株式を上場してお金が余るようになったら、寄付や、事業に投資したりして社会貢献したい」(同)

 そして、こう続けた。

「私は女優ですけど、今はこのビジネスが本業。ドラマのオファーも断りました。気が回らないんです」

 会社は、数年後に売上高1000億円を目指しているというから、億万長者になるのも夢ではあるまい。

ワイド特集「その情念、烈火の如く」より

週刊新潮 2017年6月29日号掲載

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