巨人“ポスト由伸監督”に「松井秀喜」がそっぽを向くワケ

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■いつまで追いかけてくる?

 となると、問題はポスト由伸。ただでさえ、タマがないところで、誰が巨人の次期監督にふさわしいのか。

「知名度では江川か中畑でしょうけど、毎回、名が挙がるだけ。実績では、昨年、U-23W杯で代表監督として優勝に導いた2軍監督の斎藤雅樹も候補かもしれません」(スポーツ紙記者)

 だが、球団の本音としては、この人しかいない。

「人気もあり、人望も厚い松井秀喜でしょうね。そもそも、原の後任として球団が描いていたのが、松井でした。そして、高橋に引き継ぐという構想だったのですが、前回、松井に断られてしまった経緯があります」(同)

 しかし、残念なことに今回も、叶わぬ夢となりそうだ。その理由は、

「ナベツネさんですよ。ヤンキース移籍の際に、好条件を提示して慰留したにもかかわらず、心変わりしない松井について“裏切り者”と怒鳴り散らしました。ヤンキースタジアムに読売新聞が看板広告を出した時には、“いつまで巨人は俺を追いかけてくるんだ”と嫌がっていたそうです」(同)

 現状では可能性はほぼゼロ。しばらくは頭を抱えることになりそうだ。

ワイド特集「人生の逢魔が時」より

週刊新潮 2017年6月22日号掲載

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