〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状

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■同意の上だと言うのなら

 というのも、彼の代理人弁護士が示談を求める姿勢を見せていたことがわかっているからだ。そこから窺えるのは山口氏側が起訴を避けたかったという点だ。親告罪である準強姦罪は被害届を取り下げさえすれば訴訟条件を欠くので起訴できなくなる。その撤回のため、カネをチラつかせた時期があったということになる。このあたりの“心模様”について、強姦事件に詳しい三平聡史弁護士に解説してもらうと、

「裁判になって日々多大な時間と労力をかけ、それでも勝てなかった場合は準強姦で有罪判決になり、前科がつきます。勝って無罪になっても、家庭や職を失うこともありますし、成功報酬とそれまでの裁判費用で結構な額がかかります。男性は、強姦だと言われて思い当たる節が少しでもあるのであれば、できるだけ早く・安く問題を解決するために示談の交渉をしたいと思うのが普通でしょう」

 そして、こう付け足す。

「準強姦で訴える場合、女性側は心神喪失で抵抗できない状態にあるという前提なので、“拒否したのに無理やりされた”などとはっきり証言はできない。裏返すと、男性側の反論の余地が大きくなるわけです。時間もお金も労力もかけるメリットが女性側には皆無なので、準強姦の訴えがデタラメだというのはほとんどないと思います」

 最後に、被害女性の知人の言葉を再び引こう。

「彼女は事件翌日の昼間に予定は何もなかった。なのに、早朝に独りでまるで逃げるようにしてホテルを出て行く映像が確認できます。山口が同意の上だと言うのなら、彼女はなんでそう振る舞わなきゃならなかったんでしょうか」

特集「『準強姦逮捕状』の『安倍総理』ベッタリ記者にアッキーが『いいね!』した“女の敵”」より

週刊新潮 2017年5月25日号掲載

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