「あの人が居座るかぎり騒動は終わらない」――フジテレビ内部からは悲鳴にも似た声が聞こえてくる。あの人とは無論、日枝久(ひえだひさし)・取締役相談役(87)のことだ。その堂々たる豪邸については以前もお伝えした通り(関連記事【ただのサラリーマン社長だったのに…「土地だけで7億5000万円」 “フジテレビのドン”「日枝久」が住まう大豪邸】)。ここまで富と名声を得たのだから、いつ退陣しても構うまいに――というのは凡人の感想なのだろう。今のところまったく辞める気配はない。...
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パンチの効いた爺さん婆さんばかりで元気をもらえるドラマ「やすらぎの郷」(TVふうーん録)
テレ朝のシルバータイムドラマが熱い。脚本家・倉本聰の渾身の一撃「やすらぎの郷」に、真っ昼間から心躍らされているからだ。
都合のいいように使い倒すテレビ局や代理店に真っ向から喧嘩を売り、芸能大手事務所の横暴と支配に触れ、芸能界の悪しき慣習(枕営業)も暴く。すべて脚本に乗せ、役者陣の口から吐き出させる。まさに倉本砲。
喫煙に不寛容な現代社会への反抗も盛り込むし、介護疲弊を口にできない空気感(閉塞感)にも物申す。太陽光、風力に人糞を使った自然エネルギーによる発電をアピールするし、今後はきっと政権批判も展開するに違いないと思わせる。...
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