高樹沙耶「大麻と私」全告白(下) 保釈までの3カ月、身体検査は「屈辱的なものでした」

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■高樹沙耶「大麻と私」全告白(下)

 4月27日、那覇地裁は元女優・高樹沙耶(53)に懲役1年、執行猶予3年を言い渡した。本手記は、判決前に彼女が綴った「大麻と私」のすべてである。大麻を使うようになったのは、共に逮捕された自称・大麻草研究家の森山繁成(58)からの勧めがきっかけだった、という。

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高樹沙耶

 身体の不調から大麻に手を出したとはいえ、結局、私は犯罪者へと転落することになりました。

 手錠をかけられると、2、3日分の下着を用意するように指示され、自宅前に停めてあったワゴン車に乗り込まされた。

 そのまま石垣空港に向かい、一般客とは異なるゲートを通過し、ワゴン車は那覇行きの飛行機に横づけされました。

 手錠と腰縄をつけたまま、最後部のシートに座らされた。数人の麻薬取締官が私を取り囲むような格好で座りました。出発直前、機内で私のことをカメラに収めようとした記者が、「場所をわきまえなさい!」と窘(たしな)められていた。

 1時間ほどで那覇空港に着き、沖縄麻薬取締支所に直行しました。

 逮捕直後に続き、ここでも採尿があり、さらに指紋と、口からはDNAを採取され、写真も撮られました。

 それからすぐに、取調室に入れられた。家宅捜索のときにずっと私の隣にいた麻薬取締官が取り調べの担当でした。

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