映画界の天皇「黒澤明」 衝撃のカミソリ自殺未遂の果ての栄冠

映画週刊新潮 3000号記念別冊「黄金の昭和」探訪掲載

「影武者」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したのは昭和55年(1980)。黒澤明監督70歳にしての快挙だ。「羅生門」「生きる」「七人の侍」など数々のヒット作を放った監督は、映画界の“天皇”と畏怖された。その代表作に多数出演した俳優の仲代達矢さんは回顧する。

「日本映画を世界に旅立たせた先駆者である黒澤さんは、まさに映画作りの天才です。自分の作品には絶対妥協しない厳しさがあるけれど、人を信じる温かな気持ちに満ちている。とてもストレートで純真な子供心を持つ方でした」

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