ベストセラー『住友銀行秘史』への反論 “嘘から生まれた男”と書かれた「伊藤寿永光」語る

社会週刊新潮 2016年12月15日号掲載

 バブルの狂騒を象徴し、かつ終焉を告げたのが「イトマン事件」であった。あれから25年、回顧録『住友銀行秘史』(講談社)が話題を集めている。そのさなか、事件の“主役”伊藤寿永光(すえみつ)・元イトマン常務(71)から、旧知のジャーナリスト・今西憲之氏に便りが寄せられた。

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 1通の手紙が私のもとに届いたのは11月11日のことだった。封筒には、見覚えのある筆跡が走っている。

「もしや、これは──」

 そう直感して裏面に目をやると、思った通りの差出人名が記されていた。

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