突如退任「ローソン」玉塚会長にM資金めぐる疑惑 確約書に“資金をお受けいたします”の直筆

ビジネス 週刊新潮 2017年4月27日号掲載

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■“玉塚包囲網

 私生活では渋谷区の高級住宅地に広壮な一軒家を構え、ハーフと言われる美人の妻、そして3人の子供たちの良きパパでもある。社長業のかたわら週刊誌にコラムを持ち、独自の経営論が評判を呼んだ。

 が、そんな玉塚氏に向かい風が吹きはじめたのは15年3月のこと。伊藤忠商事の主導で、ライバルのファミリーマートとユニーの経営統合が決まり、店舗数でローソンは業界2位の座から滑り落ちる。コンビニの勢力図が一変する事態を目の当たりにして、三菱商事には、玉塚氏のやり方が生温く映ったに違いない。

 昨年3月、ローソンは玉塚氏の会長就任を発表する。この人事は三菱商事による“玉塚包囲網”と見られ、後任には商事出身の竹増氏が就いた。さらに9月には増資を発表し、三菱商事はローソンの完全子会社化を決めている。

「竹増氏を社長に送り込んだことで、もはや二枚看板は必要ないと三菱商事が判断したのでしょう。はっきり言えば、新浪さんが連れてきた玉塚さんの存在が邪魔でしかなくなったということです」(栗田氏)

 社内では竹増社長の権限が拡大し、後ろ盾のいない孤独感はいかばかりだったか。玉塚氏に関する妙なペーパーが出回ったのもこの時期だった。

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