重婚ウェディング「中川俊直」バカ政務官 全文(2) 土下座号泣で「ストーカー登録」

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■渋谷署で「エス登録」

 午後になっても、怒り収まらず。

愛人:そんなにスリルを味わいたいんだったら、私の方から週刊誌の知り合いに全部話しますから。

中川:そんなことされたら僕は死んじゃう。死んで償うからそれだけは。

「同じ日の15時頃に私の家までやってきた。自宅や携帯に電話を掛け、メールも送りつけてきたんですが一切無視。これで終わったと思ったら17時半過ぎにまた来て扉をドンドン叩き続ける。今も凹んでるんですけどね。怖くなったのもあって、インターホンでこう伝えました」

愛人:あなたを卑劣な男だと思っているので、「議員辞めます」とか「死にます」とか言っているけど、その言葉通りにして下さい。

中川:うぉ〜〜〜〜〜〜〜。

「土下座して号泣したから、向かいの住人の方も怖がって外まで出てくるほどで。迷惑だったし何よりも半狂乱で何をされるのか分からなかったので110番。18時頃に渋谷署から男性警察官2名が到着。私は彼の顔を見たくなかったので、玄関の中に警察官を1人入れて事情を説明し、彼は廊下でもう1人に事情を聞かれている、そんな形でした」

警官:彼はどなたですか?

愛人:彼に聞いて下さい。

警官:(外で彼から話を聞いて)政治家なんだね。

 更に翌日、署からの電話で、こんな提案があった。

警官:ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したり酷い事件を起こす可能性があるのでストーカー登録をしませんか。

「署へ行き、『ストーカー登録書』みたいなものに名前・住所・携帯番号を書いて、最後に私の上半身の写真を撮影しました。警察は『エス登録』と表現していましたね。最後に、彼は私に一切近づけないし電話もできないことになっていて、次に同じようなことが起こった場合、110番をしたら優先的に来てくれるという説明を受けたのです。その後、毎月の月末に俊ちゃんからの接触がないか否か、署から確認の電話をしてもらっています」

 女と警察との浅からぬ仲というのは何も政務官の専売特許ではない。愛人への“ピロートーク”でもあったように、先代の父・秀直元官房長官もまた、00年に「フォーカス」が同種の醜聞を報道し、その職を追われることになった。

 彼が銀座の高級クラブに勤める当時24歳のホステスと知り合ったのは94年3月。妊娠中絶を経たのち、あろうことか彼女に覚醒剤使用の噂が立ち、警察が内偵捜査を始める。それを耳にした元長官は愛人にこう警告を発したのだ。

「警視庁の保安課が動いているから。警察情報だよ」

「保安課が動いとるから気をつけないとダメよ」

 官邸枢要の立場を利用し、愛人に対する確度の高い捜査情報を漏洩する。禁断の領域に足を踏み入れたと言えなくもない振舞だった。

 ***

(3)へつづく

特集「好色は『元官房長官』の父譲りだった『中川俊直代議士』ハワイの『重婚』写真で一発辞任!
『ストーカー登録』された経産省バカ政務官!!」より

週刊新潮 2017年4月27日号掲載

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